わたしが幼かった頃から、心を揺さぶる美しい建築に触れるたび、私の胸は高鳴っていました。
誰もが目を惹く美術館や、都市に凛と佇むモダンなビル、あるいは歴史を刻んだ重厚な建物。そこにある空気感や光の差し込み方に魅了され、「自分もこんなふうに、人の心を動かす場所をつくりたい」と強く願うようになりました。
大学受験での挫折を経験した時、立ち止まって考えたのは「自分の手で未来をつくること」でした。手に職をつけ、専門的な知識を磨く道を選び、建築の専門学校へ。そこで基礎を学び、住宅業界へと飛び込みました。以来、数多くの家づくりに携わる中で、わたしの心を最も震わせるのは、線で描かれた「2次元のプラン」が、大工さんや職人たちの技術によって3次元の現実となり、そこにお客様の笑顔が生まれるその瞬間です。
ご縁をいただき、かなう家の一員となりました。ここでの家づくりは、単に建物を建てることではありません。お客様一人ひとりの人生にしっかりと向き合い、その想いを「形」にすることです。前川國男氏の建築に見られる普遍的な美しさや、前橋にあるSHIROIYA HOTELのようなアートと暮らしが融合する空間。私がこれまで魅了されてきた建築物たちが持つ心地よさのエッセンスを、かなう家の住まいにも織り交ぜていきたいと考えています。
休日は、映画や読書に浸っています。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のような、温かな人々の繋がりや日常の愛おしさが感じられる作品や、森博嗣の作品に見られるような研ぎ澄まされた論理と世界観。一見相反する要素からインスピレーションをもらうのがわたしのスタイルです。硬いおせんべいをかじりながらリラックスする時間は、仕事のアイデアを練る大切なひとときです。
設計担当として、お客様の「こんな暮らしがしたい」という願いを、プロの視点で一つひとつ丁寧に実現していきたいと思っています。こだわりや夢を、ぜひたくさん聞かせてください。わたしたちと一緒に、世界でたった一つの、心から安らげる場所をカタチにしましょう。