「借りられる金額」と「返せる金額」は別もの

住宅会社や銀行で「この年収なら◯◯万円まで借入可能です」と言われることがありますよね。数値だけ見ると心強いのですが、そこで注意したいのが“借りられる金額”と“無理なく返せる金額”は違うという点です。

たとえば、毎月の返済が10万円を超える計画は、車検・旅行・お子さまの習い事・医療費などの“生活イベント”が重なると一気に負担感が増します。
大切なのは、「将来の変化を含めて」返し続けられる額で考えること。見栄を張らない等身大の計画が、暮らしの満足度を高めると思います。（なかなかそうはいかないケースもありますが、、）

現実的な資金計画のつくり方（3ステップ）

1. 今の住居コストを基準にする
   家賃・共益費・駐車場代を合計し、これを上限目安に！いま維持できている水準なら、住宅ローンでも無理が出にくいですよね。
2. ライフイベントの“谷”を前提にする
   出産・育休・転職・教育費ピーク・車の買い替えなど、収入が下がる時期や支出が増える時期を年表に。
   その時期でも家計が回る返済額か？を確認します。
3. 余裕資金のポケットを作る
   返済額は“少し控えめ”に設計。毎月5,000〜1万円でも貯蓄や繰上返済の余地を持たせると、心理的な安心感が段違いです。（これは、出来たらいいな！という感覚でも大丈夫です）

目安としては、月収の20〜25％に返済額が収まると、突発出費にも対応しやすくなります（家計状況により調整）。

仮審査は“怖くない”。不安を可視化する便利なツール

「夫ひとりで組める？ 夫婦合算にすべき？」——頭で考えていても答えは出ません。仮審査を出すと、

• 借入可能額の目安
• 単独か夫婦合算かの適性
• 信用情報（過去の遅延・カード枚数など）の確認

が一気にクリアになります！もし引っかかりが見つかっても、早期なら整える時間があります。
だからこそ、「家を考え始めたら、まず仮審査」が安心の近道です♪

群馬・太田市周辺のローン事情と上手な選び方

太田市周辺は都市銀行の選択肢が限られる一方、地方銀行・信用金庫・労金・ネット銀行など多彩に選択が可能です。金融機関ごとに審査傾向や金利タイプ、ペアローン・収入合算の対応姿勢が異なります。

地域の案件に通じた住宅会社なら、ご家庭ごとの相性を踏まえて提案が可能。「この条件ならA銀行」「育休予定があるならBの団信が安心」など、“今と将来”の両方を見た選択を後押しができます。

今日からできる“支払い不安”を小さくする準備

• クレジットカードを整理：使っていないカードは解約。固定費の引き落とし先を1〜2枚に集約。
• 他の借入を見える化：車・教育ローン、リボ払いの残高を一覧に。（出来ればリボは止める）返済終了時期もメモ。
• 家計アプリでフロー把握：収入と固定費・変動費の流れを3か月だけでも記録。
• 金利タイプの仮シミュレーション：固定／変動の両方で月々と総支払額を比較し、ご自身の状況に合うほうを選ぶ。

小さな整頓が、仮審査〜本審査をスムーズにし、選べる金融機関の幅を広げます。

まとめ｜“安心して返せる家づくり”がいちばんの成功

• 基準は「借りられる額」ではなく「返せる額」。
• 今の住居コスト＋ライフイベントを前提に、余裕ある設計に。
• 不安は仮審査で可視化。早いほど選択肢が増える。
• 太田市周辺は地域金融機関に強い住宅会社へ相談が近道。